中学生による「ワークショップ」

第2回 アトリエ塾


 第2回ワークショップについての話し合いが行われた。様々な意見が出るが、ドイッチがそれぞれ得意なことを教える「アトリエ塾」を開きたいと言い始める。あきひるもそれにのって、2人の情熱に他のみんなの気持ちもしだいに「アトリエ塾」に傾いていった。最後まで乗り気でなかったのがオジェ。「えー、無理だから。何にも教えられないから。」とぶつぶつ。一方ノリノリのドイッチ「いいか、みんな、たまには真面目にやるんだぞ!」と言い残して去っていった。

 ワークショップ前日、明日の授業に必要なテキスト、教材などを持って集合のハズだったのに、誰も何の準備もしてこなかった。オジェに至っては、「雨なので行けません。」と欠席。明日の授業内容を電話で確認すると、「僕はみんなのサポートに回ります。」と情けない返事。それはダメ!と言うと「じゃあ、記憶術を教えます。」と言う。一抹の不安を覚えつつも一安心。さて、他のメンバーはあきひるはことわざクイズ、まさひるは算数パズル、尚はリレー小説、ダン君は理科実験で、べっこう飴とカタクリーム作り(片栗粉のスライム)とのこと。肝心の言い出しっぺのドイッチは「まだ決まってない。」と言う。「でも、だいじょーぶ、ドイッチが本気になれば一晩あれば、すごいことを思いつくから。」と本人自信満々。誰もやりたがらない1時限目を率先して引き受けてくれた。

 そしてプラスチックコップでゴーグルを作り(写真)ちゃんばらごっこに熱くなっていた。
ホントにだいじょーぶか?とも思ったが、ドイッチは過去に夏休み教室で「ドイッチ先生の刀作り」という講座を開いて、見事大成功させた輝かしい経歴の持ち主だし、なんと言っても今回の「アトリエ塾」の言い出しっぺ。そう!だいじょーぶ、ドイッチならやってくれるさ!とドイッチを信じて解散した。

 アトリエ塾開催日。黒板代わりの段ボール板に、時間割りを書き込む。

1時限目 ドイッチ先生
2時限目 ダン先生     べっこう飴作りとカタクリーム作り
3時限目 まさひる先生   算数パズル
4時限目 オジェ先生    記憶術
5時限目 なお先生     リレー小説
6時限目 あきひる先生   ことわざクイズ  (1時限20〜30分)

 ドイッチ先生の授業内容だけが空欄だった。そこにやってきたドイッチ、マジックを掴んで授業内容を空欄に書き込んだ。「変態に襲われたときの撃退法」ええーーーーーー!?マジッすか?

★1時限目 ドイッチ先生の「変態に襲われたときの撃退法」

 よく言えば「護身術」と言えなくもないが、はっきり言って、変態役をやってるドイッチが変態に見えただけだった。写真は実に楽しそうに変態役を演じるドイッチと、うれしそうに変態に襲われるこうき君。

はっきり言って、女の子はみんな退いていた。

何が「みんな、たまには真面目にやるんだぞ!」だ。ドイッチの信頼も今日で地に落ちたと言えよう。

★2時限目 ダン先生のべっこう飴作りとカタクリーム作り

 1時限目と対象的に大好評だった2時限目。鍋の中に砂糖とひたひたの水を入れ、お酢(またはレモン汁)を2,3滴加え、火にかける。とろりとして、ベッコウ色になったところで、アルミカップにつまようじを刺したものに注ぎこんだ。

 煮詰めてる間にカタクリーム作り。片栗粉に水を2:1位の割合で加え、よく混ぜる。力を込めたり、素早く触ると、手につかないで固形のように思えるのに、ゆっくり触ると、ドロドロの液状になる。これは力を加えると片栗の粒が整列して固くなり、力を加えないと水と片栗粉がある程度自由に動いてドロドロと動くかららしい。

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