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10月のお勧めミステリ・ファイル→(軽快・冒険) (哀愁・余韻・映画のようなラスト)

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File No.067 毒入りチョコレート事件
アントニィ・バークリー作

つぼキャラ

 Outline

illust

 多士済々のメンバーを抱えた「犯罪研究会」に、会長のロジャー・シェリンガムから驚くべき提案が持ち込まれた。

 最近起きた不幸な事件――チョコレート会社から送られてきた試供品のチョコを食べたベンディックス夫妻が相次いで倒れ、夫は命をとりとめたが、夫人は亡くなった。そして、チョコの中から毒物が検出された――を、メンバーそれぞれが推理し、探偵して解決に導こうというのだ。

 非公式にスコットランドヤードの協力を得て、事件の詳細を聞かされた6人のメンバーは、ヤードが既に匙を投げた難事件に挑戦することとなった。

ツボぜりふ

「 つまり、われわれが外に出て、みずから探偵の役をつとめるということなのですか、シェリンガムさん。それとも、主席警部がこれから話してくださる事実をもとに作文を書くだけなのですか? 」

《 創元推理文庫 : 高橋泰邦訳より抜粋 》

《名前》

アリシア・ダマーズ

《特徴》

小説家。
「犯罪研究会」 のメンバー。
名探偵で会長のロジャー・シェリンガムをもタジタジとさせる手ごわい才女

偏愛コメント

 一つの犯罪事件を何人かで推理しあうという手法は、クリスティの 「火曜クラブ」 と同様だ。
 メンバー中一番さえない存在が最後に皆の鼻を明かすという点も同じ。

 メンバーひとりひとりの切り口がそれぞれ独自性を持っているので、オムニバス形式のミステリを読んでいるような感じで、ダレるとこが少ない。
 つぼキャラの女流作家の品のいい切れ者っぷりもなかなか。 チタウィック氏登場前に真相解明できちゃうんじゃないかと思えたほど。


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