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File No.001 終わりなき夜に生れつく
アガサ・クリスティ作

つぼキャラ

Outline

illust

  呪われた土地――ジプシーの丘。マイクはそこでエリーと出会い恋に落ちた。

  大富豪の娘と、魅力的だが生活基盤の定まらない青年との恋は周囲に複雑な波紋を起すが、二人は結婚を押し切る。それは二人のどちらにとっても悲劇の幕開けだった。

  呪いの伝説は真実だったのか・・・?

ツボぜりふ

 「 ぼくは、趣味の悪い豪華なものなんか一つもほしくはない。 ぼくがほしいのは、すばらしい女性に、誰のものともちがうすてきな家、そして、そのすばらしい家を、すばらしいものでいっぱいにしたい。 それらのものはぼくのものなんだ。 何もかもぼくのものなんだ 」


《 ハヤカワミステリ : 乾信一郎訳より抜粋 》

《名前》
マイケル(マイク)・ロジャース

《特徴》
元運転手。ほぼフリーター
性的魅力がある。
要するに女に もてる。

偏愛コメント

 クリスティの作品の中では異色なムードを持つ。

 読者の予想を鮮やかに裏切る結末は、手馴れた技巧が生み出すお馴染みの手法と言えるが、全体に漂う物悲しさと寂びたギターの音色がバックに流れるような情感がいい。

 主人公マイクのツボぜりふ↑にはどこか幼児性が感じられるが、妙に純粋な痛々しさがある。成熟することを拒否し、嫌悪するタイプなのか。
 喪った愛の重さに精神を壊されていく終盤が哀れ。



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