鋳物(いもの)ができるまでの工程を、簡単にご紹介します。
■型込め(かたこめ)

「木型(きがた)」に、鉄板で作った「枠(わく)」をのせて、その中に砂を入れて固めます。
この砂は、40分くらいで完全に固まります。固まった砂から木型を取ると「砂型(すながた)」ができあがります。砂型は通常、上型(うわがた)と下型(したがた)の2種類を作ります。
■塗型(とかた)

鋳物の表面をきれいにするため、そして熱い鉄にくっ付くのを防ぐため、固まった砂型に「塗型剤(とかたざい)」を塗ります。
■乾燥(かんそう)

塗型剤にはアルコールが混ざっており、火を付けることによって乾かします。
■型被せ(かたかぶせ)

上型と下型の、2種類の砂型を重ね合わせます。
■出湯(しゅっとう)、鋳込み(いこみ)

溶けた鉄を「湯(ゆ)」と呼びます。この時の「湯」の温度は約1,500度という非常に高い温度です。火山から出る溶岩は約1,200度ですから、これが熱いのがよくわかるでしょう。この「湯」が砂型に入り、冷えて固まると鋳物になります。
■解枠(かいわく)

冷えて固まった鋳物を、枠から外します。鋳物の周りにはまだ砂がたくさん付いたままです。
■ショットブラスト
小さな鉄の粒を、枠から外した鋳物に勢いよくぶつけて、鋳物に付いている砂を落とす「ショットブラスト加工」をします。
■仕上げ(しあげ)

鋳物から、余計なものを「グラインダー」とよばれる機械で切り落とします。
■塗装(とそう)

鋳物にそれぞれの色を塗ります。
■検査(けんさ)
出来た鋳物が要求通りの寸法・形状・硬さになっているか、また内部欠陥が無いかなどを検査します。
■出荷(しゅっか)

「パレット」の上に乗せて、お客様に届けます。