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1.附締太鼓の各サイズ
附締太鼓は、革の厚さによって並附〜五丁掛の各呼称に分けられ、太鼓の大きさはそれぞれに少しづつサイズが異なります。
胴の径は8寸5分が標準だそうですが、リングの外径は革の厚さにより鉄筋の太さが異なるので、リング外径も1尺2寸(二丁掛)〜1尺3寸(五丁掛)となるそうです。各サイズの詳細は以下を参考にしてください。
実際に作ったのは、革が三丁と五丁相当、リング径37cm、胴高21cm、リング太さ16oです。
希望の厚さの革を入手するのは難しいし、まして厚さを調整するのはもっと大変。結果的に手に入った革の厚さで決まってしまうのでしょうが、縫うのは大変だけど附締太鼓はとにかく厚い革で作ってみたいものです。
革の厚さと各サイズ(某メーカーさん参考 革厚は独断的厚さ)
| 革の厚さ呼称 |
革の厚さ |
リング径 |
胴の高さ |
リングの太さ |
| 並附 |
1mmくらい? |
35cm |
15cm |
9mm |
| 二丁掛 |
2mmくらい? |
36cm |
18cm |
12mm |
| 三丁掛 |
3mmくらい? |
37cm |
21cm |
18mm |
| 四丁掛 |
3〜4mm |
38.5cm |
24cm |
21mm |
| 五丁掛 |
4mmくらい? |
39cm |
24cm |
22mm |
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↓これは見本にした太鼓屋さんの太鼓↓ 4丁掛け(革厚3.5o)ボルト締め |
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2.リング革
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今回は大締の張替のために入手した糠なめしの生革を使いました。一番良い腹の部分を2尺5寸の大締用に、余った尻部分を使って2台4枚取ることにしたので2枚は状態の良くない脚の付根部分に掛ってしまいます。(左画像の奥両端)
革取りしたあと一度塩付けした革を水で戻したのが中央。ほとんど生革の状態に戻ります。生革については→生革にチャレンジ
尻の部分の革の厚さは8mmくらいあり(右画像)、これが乾燥して4mm程度になりました。 |
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さすが乾革に比べて縫うのは楽ちん!それでも一発で縫えるような錐先の針がないので結局は下穴をあけることになります。
また、柔らかい分、食い込むくらいに絞って縫えるけど縮む率も大きいので、仕上がりは乾革とそれほど違わないかも・・・・・
この辺はあまり生革のメリットは無いのかも知れません。
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| 附締太鼓は革の厚さに対してリングが小さいので伸ばすのが大変。手で伸ばした1枚目があまり綺麗に行かなかったのでジャッキを使って伸ばしてみました(左画像:それでもいまいち)リングのすべりが良くないようなので今度はスパイラルチューブを使ってみます。
中央の画像は足の付根部分を使った革。丁度中央付近で尻〜脚に掛かる部分(上の革取りの画像参照)で革の様子がガラッと変わり音もだめです。右画像:縫いあがった革(伸ばしが不均一で色が斑) |
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3.胴の製作 |
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| 胴は長胴に使ったワイン樽の余った蓋の材料を使いました(左画像)。丸ノコをコンパネに固定して角度調整すると切り裂きながら角度切が出来ます(中央画像)。角度調整が難しいけど加工はアッと言う間!組立てたらいつものように圧着(右画像) |
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圧着後に胴周面を丸く削り唄口を荒削りした状態(左画像)。本職の胴に習い内側をお太鼓状に削り込んだ状態(中央画像)。すべて回転式グラインダーで加工しました。サンドペーパーと、との粉を掛けて下地調整完了(右画像)
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4.ロープ締め |
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油性ウレタンニスを7回ほど繰り返して塗装完了(左画像)
とてもこの革の厚さでは人力では締め切れません(普通ロープ締めするのは三丁掛けまでのようです)。
ココからが附締太鼓の課題!ターンバックルを加工した金具で一度仮締めてロープ締めします。(専用器具を作った馬場パパさんのアイディアを拝借)1ヶ月ほど仮締めして足踏みして伸ばしました(中央画像)。本締前に色々チェックが出来て便利です。
その後、仮締めしたまま縦のロープを締めます。このときに緩まないように結び口に木栓をしてから二人掛かりで結びます(右画像)。 |
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| 締め込みは、縦のロープ2本を巻く時に手前に引っ張り込み強く絞り込む(左画像)ようにするときつく締まります。この時、巻方は上に被せるように巻いた方がきつく締め込めるようです(桶胴の調緒の締め方の画像とは逆)
一周締込終わったら胴巻きします。息子の手を借りて桴で叩きながら2人掛かりで締め込んで何とか締まりました(中央画像)。
そしてやっと完成(右画像) クリックするとアップします。 |