平家物語(へいけものがたり)

平家物語はいくつかのお話にわかれています。

その中で「祇園精舎」(ぎおんしょうじゃ)というお話のはじめの方をしょうかいします。

 

ぎおんしょうじゃの かねのこえ
 しょぎょうむじょうの ひびきあり
 さらそうじゅの はなのいろ
 じょうしゃひっすいの ことわりをあらわす
 おごれるものも ひさしからず
 ただはるのよの ゆめのごとし
 たけきものも ついにはほろびぬ
 ひとえにかぜのまえの ちりにおなじ 

漢字で書くと...


 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
 おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
 たけき者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ
 遠く異朝をとぶらへば
 秦の趙高(てうかう) 漢の王莽(わうまう) 梁の朱イ 唐の禄山
 これらは皆旧主先皇の政(まつりごと)にもしたがはず
 楽しみをきはめ 諌(いさ)めをも思ひ入れず
 天下の乱れん事を悟らずして 民間の愁(うれ)ふるところを知らざつしかば
 久しからずして 亡じにし者どもなり
 近く本朝をうかがふに 承平の将門 天慶の純友 康和の義親 平治の信頼
 おごれる心もたけき事も 皆とりどりにこそありしかども
 まぢかくは六波羅の入道 前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま
 伝へ承るこそ心もことばも及ばれね

では、意味は?

ぎおんしょうじゃのおてらのかねのおとって
 いつもちがうおとにきこえるよ
 さらそうじゅのはなは ひとがしんでしまうように
 しろいいろにかわるんだって
 えらいひとも ずーっとはえらくない
 まるではるのよるにみるゆめみたいに
 あっというまのできごとだよ
 つよいひとも いつかはまけてしまう
 かぜでちりがとばされるみたいに あっけなくね...